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ヴィトンの製造番号(デイトコード)の見方——どこにある?無くても大丈夫?

監修:代表取締役・鑑定士 横山(鑑定歴11年)

お手元のルイ・ヴィトンをあちこち探しても、番号らしきものが見つからない。「シリアルが無いということは、もしかして偽物?」と不安になって検索された方も多いのではないでしょうか。先に結論を申し上げます。ヴィトンの製造番号(デイトコード)は「いつ・どこで作られたか」を示す製造時期のコードであり、番号が無い個体も正常です。そもそも見つけにくい場所に刻印されているうえ、2021年3月頃以降の製品では製造番号そのものが廃止されています。番号が見つからない=偽物、ではありません。この記事では、製造番号がどこにあるのか、読み方の基本、無い場合に考えられる理由を順番に解説します。売却をご検討中なら、番号が見つからなくてもLINE査定で写真を送るだけ・最短5分で概算が分かります。

製造番号(デイトコード)はどこにある?——見つけにくい場所にあります

まず前提として、ヴィトンの製造番号は外から見える場所にはほとんどありません。あえて目立たない位置に刻印されているため、「探しても見つからない」のはごく普通のことです。位置の例を挙げると、バッグの場合は内ポケットの縫い目付近や、内側に縫い付けられた革タグの裏側が代表的です。ポケットの奥を裏返すようにして、縫い目のきわを明るい場所で確認してみてください。財布や小物の場合は、札入れの内側やカード段の内側など、開かないと見えない位置に刻印されていることが多くあります。革に直接型押しされた小さな刻印のため、照明の角度によっては見落としてしまうこともあります。モデルによって位置は異なりますので、数分探して見つからなければ、それ以上無理に探す必要はありません。理由は後述しますが、番号が確認できなくても査定は問題なく行えます

読み方の基本——英字2桁が製造国、数字が製造時期

製造番号の基本形は「英字2桁+数字4桁」です。英字2桁は製造された国(工房)を示す記号で、数字4桁が製造時期を表します。数字の読み方は年代によってルールが変わる点に注意してください。2007年以降の製品は、数字の1桁目と3桁目が「製造週」、2桁目と4桁目が「製造年」です。たとえば「SD3128」なら、1桁目と3桁目の「3」「2」で第32週、2桁目と4桁目の「1」「8」で2018年、つまり2018年の第32週の製造と読めます。一方、1990年代から2006年頃までの製品は、1桁目と3桁目が「製造月」、2桁目と4桁目が「製造年」です。たとえば「SD1024」なら、「1」「2」で12月、「0」「4」で2004年、つまり2004年12月の製造という読み方になります。ご自身のヴィトンのおおよその年代を知る手がかりになりますので、興味のある方は照らし合わせてみてください。年代が古いことによる価値の考え方は古いヴィトンの価値で詳しく解説しています。

番号が無い場合——2021年3月頃以降はICチップに移行しています

「どこを探しても番号が無い」場合、まず考えられるのが製造時期です。ルイ・ヴィトンは2021年3月頃以降、製造番号の刻印を廃止し、製品内部にICチップ(RFID)を埋め込む方式に移行しました。チップは外からは見えず、革をめくっても確認できません。つまり、比較的新しい製品に番号が無いのは、むしろ正規品として自然な特徴だということです。もうひとつ考えられるのが、刻印の摩耗です。製造番号は革への型押しであるため、長年の使用や湿気・摩擦によって薄れ、肉眼ではほとんど読めなくなっている個体も珍しくありません。特に使い込まれた財布では、カード段の内側の刻印が擦り切れているケースがよくあります。いずれの場合も、番号が確認できないこと自体は心配のいらない状態です。イニシャル刻印など他の刻印との違いが気になる方はイニシャル刻印入りヴィトンの査定もご覧ください。

番号だけで本物・偽物は判定できません

ここで誤解されやすいポイントを整理しておきます。ヴィトンの製造番号は、1点ごとに異なる「シリアル番号」ではありません。同じ時期に同じ工房で作られた製品には、同じコードが付く「時期コード」です。そのため、「番号がある=本物」「番号が無い=偽物」という判定はどちらも成り立ちません。実際、偽物が本物と同じ形式の番号を模倣している例もあります。逆に、先ほど述べたとおり、番号の無い新しい正規品も存在します。真贋(本物か偽物か)の最終判断は、縫製の運び・革や金型の質感・金具の作り・全体のバランスなど、現物全体を確認して総合的に行うものです。番号はあくまで年代を推定するための参考情報のひとつと考えてください。当店では鑑定歴11年の鑑定士が1点ずつ現物を拝見しますので、ご自身で真贋を判断できなくても問題ありません。ヴィトンの査定基準の全体像はルイ・ヴィトン買取ページにまとめています。

まとめ——番号が読めなくても査定に影響しません

本記事の要点を整理します。①製造番号(デイトコード)は製造時期と製造国を示すコードで、個体固有のシリアルではない。②バッグは内ポケットの縫い目付近や革タグの裏、財布は札入れ・カード段の内側など、見つけにくい場所にある。③2007年以降は「週+年」、1990年代〜2006年頃は「月+年」の読み方。④2021年3月頃以降の製品は番号が廃止され、ICチップ内蔵に移行している。⑤番号の有無だけで真贋は判定できない——以上です。そして売却をお考えの方に一番お伝えしたいのは、番号が見つからなくても、読めなくても、査定額への影響はないということです。年代やモデルは、番号以外の要素からも十分に判断できます。番号探しに時間をかけるより、全体の写真を1枚お送りいただく方がずっと近道です。売却の流れ全体はヴィトンの売り方ガイドをご覧ください。

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よくある質問

製造番号がどうしても見つかりません。偽物なのでしょうか?

番号が見つからないだけで偽物と判断することはできません。2021年3月頃以降の製品は製造番号自体が廃止されていますし、それ以前の個体でも縫い目の奥など見つけにくい場所にあったり、刻印が薄れて読めなくなっていたりします。そのままLINEで写真をお送りください。

製造番号が読めないと査定額は下がりますか?

下がりません。製造番号はあくまで製造時期の参考情報で、査定は素材・モデル・状態・需要から総合的に行います。番号が読めない個体でも通常どおり査定できますので、ご安心ください。

製造番号があれば本物の証明になりますか?

なりません。製造番号は個体ごとに固有のシリアル番号ではなく、偽物が番号の形式を模倣している例もあります。真贋の最終判断は、縫製・素材・金具など現物全体の確認によって行います。

古いヴィトンで刻印がとても薄いのですが、無理に探した方がいいですか?

無理に探していただく必要はありません。強い光を当てたり革をこすったりすると、かえって革を傷めるおそれがあります。見つからないまま全体の写真をお送りいただければ、査定はそのまま進められます。

ICチップはどこに入っていますか?自分で確認できますか?

ICチップは製品の内部に埋め込まれており、外から見える場所にはありません。一般のスマートフォンなどで読み取ることも基本的にできません。チップの確認ができなくても査定には影響しませんので、そのままご相談ください。

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