同じ創業者を持つ姉妹ブランド——公知の歴史
チューダーの物語は、ロレックスを世界的ブランドに育てたハンス・ウィルスドルフに始まります。ウィルスドルフは「ロレックスの品質への信頼を、より手の届く価格で」という構想のもとチューダーのブランドを育て、1946年には時計会社としてのモントル・チューダー社を設立しました。つまりチューダーは、ロレックスの対抗馬として生まれたのではなく、ロレックス自身が設計した「もうひとつの選択肢」なのです。ブランドの象徴も、英国チューダー王朝に由来する薔薇の紋章から、現在の盾(シールド)のエンブレムへと受け継がれてきました。この出自の確かさが、中古市場でチューダーが安定して評価される土台になっています。
「ロレックスの部品を使っていた」時代のチューダー
ヴィンテージ市場でチューダーが特別視される理由のひとつが、かつての製造体制です。往年のチューダーは、ケースやリューズ、ブレスレットにロレックスの部品を用い、ムーブメントに汎用機を載せるという構成で作られていた時代があり、リューズにロレックスの王冠マークが刻まれた個体も存在します。「ロレックスの外装を持つ実用機」というこの成り立ちは、現代のコレクターにとって強い魅力です。とりわけ、角形のインデックスから通称「イカサブ」と呼ばれるヴィンテージのサブマリーナー系などは、コレクター市場の別格領域になっています(詳しくはチューダーの売り方で解説しています)。古いチューダーをお持ちの方は、「古いから安い」と決めつける前に、必ず現状のまま査定にお出しください。
そのお品物、買取に本気です。
査定無料。売るかどうかは、金額を見てから。
中古市場での評価の違い——別々の物差しで見る
現在のチューダーは自社ムーブメント搭載機を擁する独立したマニュファクチュール路線を歩み、2018年には日本市場へも正式上陸しました。中古市場での両者の評価軸を整理すると、次のようになります。
| 観点 | ロレックス | チューダー |
|---|---|---|
| 需要の性格 | 資産性を意識した世界的な指名需要 | 実用時計としての着用需要が中心 |
| 値動きの傾向 | 相場が独立して形成され、変動も注目されやすい | 比較的穏やかで、人気モデルは安定的 |
| 代表的な人気 | スポーツモデル全般 | ブラックベイ、ペラゴスなど |
| 査定の注目点 | 型番・保証書・製造期 | 型番・保証書に加え、ヴィンテージはオリジナル性 |
大切なのは、この違いが「優劣」ではなく「物差しの違い」だという点です。ロレックスの相場観でチューダーを見れば物足りなく見え、チューダーの実用需要を知らない店では価値を取りこぼします。両方の物差しを持つ店で査定することが、どちらのブランドでも適正価格への近道です(ロレックス側の売り方はロレックスの売り方をご覧ください)。
ブラックベイ人気が変えたチューダーの立ち位置
現代チューダーの評価を押し上げた立役者がブラックベイです。ヴィンテージのサブマリーナー系を思わせる意匠に、雪の結晶形の針(スノーフレーク針)という自社の遺産を組み合わせたデザインは、「手の届く本格ダイバーズ」として世界的な人気を確立しました。人気モデルは中古市場でも回転が速く、状態の良い個体・付属品の揃った個体から順に売れていくのがこのラインの特徴です。つまりブラックベイの売却では、箱・保証書・余りコマを揃えることが査定額に素直に反映されます。型番別の査定情報はブラックベイ フィフティエイト 79030Nなどの個別ページ、ブランド全体はチューダー買取ページにまとめています。
そのお品物、買取に本気です。
査定無料。売るかどうかは、金額を見てから。
相見積もり大歓迎です。とにかく買いたいので、他店様の査定額に全力で挑戦します。
まとめ——「関係」を知る店で売るのがいちばんの近道
整理します。①チューダーはロレックス創業者が育てた姉妹ブランドであり、出自の確かな独立ブランドです。②ヴィンテージ期のロレックス部品使用個体はコレクター領域、③現行はブラックベイを中心に固有の堅い需要——つまり「ロレックスとの関係」は、査定においてチューダーの価値を支える文脈そのものです。売却の準備は、手を加えず・付属品を揃えて・写真から、の3つだけで十分です。姉妹ブランドの歴史と両方の相場を知る店として、当店はどちらの1本も適正な物差しで査定いたします。
よくある質問
チューダーはロレックスの廉価版だから、買取は安いのでしょうか?
「廉価版だから安く買い叩かれる」わけではありません。チューダーにはチューダー自身の中古相場が確立しており、ブラックベイなどの人気モデルは堅調な需要に支えられています。型番と状態に基づいて適正に査定します。
「チュードル」と「チューダー」は別のブランドですか?
同じブランドです。日本では長く「チュードル」の読みで親しまれてきましたが、現在は「チューダー」表記が公式です。古い保証書や冊子が「チュードル」表記でも、査定上の問題は一切ありません。
ロレックスの部品が使われた古いチューダーは価値がありますか?
ヴィンテージ期のチューダーには、リューズなどにロレックスの部品が使われた個体があり、コレクター需要の厚い領域です。オリジナル性と状態で評価が大きく変わるため、手を加えずそのまま写真でご相談ください。
ブラックベイは箱や保証書がなくても売れますか?
はい、本体のみでも買取可能です。ただし保証書の有無は査定額に影響しますので、お手元にある付属品はすべて揃えてお持ちいただくことをおすすめします。
他店の査定額があります。それより高くなりますか?
相見積もり大歓迎です。他店様の査定額・査定日・写真査定か実物査定かと、お品物の種類・状態・付属品をお知らせください。同じ条件で比較し、当店の提示額と評価の理由をご説明します。すべてのお品物で他店を上回る金額を保証するものではありません。写真でのご案内は目安で、正式な買取金額は実物確認後にご提示します。
複数まとめて売ると査定額は上がりますか?
まとめてのご相談を歓迎しています。同じLINEのトークに続けて写真をお送りください。お品物ごとに状態・付属品などを確認し、それぞれの金額と合計額をご案内します。一部だけの売却や保留も選べますので、内訳をご確認いただいてからお決めください。
査定を依頼したら必ず売らなければいけませんか?
いいえ。金額をご確認いただいてから、売るかどうかをお決めいただけます。査定のみのご相談も歓迎しています。
どんな写真を送ればよいですか?
まずは全体が写る写真を1枚お送りください。ブランド名や型番が分からなくても構いません。刻印・シリアル・気になる傷の写真を添えていただくと、より精度が上がります。
ブランド名や型番が分からなくても相談できますか?
はい。型番やモデル名が分からないお品物こそ、写真でのご相談が向いています。鑑定士が写真から判別し、分かる範囲でご説明します。
壊れているもの・状態が悪いものも対象ですか?
破損や劣化があるお品物もご相談いただけます。修理をしてから、という必要はありません。現状のままの写真をお送りください。
家にあるものをまとめて見てもらえますか?
まとめてのご相談を歓迎しています。時計・バッグ・ジュエリー・貴金属が混在していても、同じご相談の中で一緒に拝見します。
写真だけで買取金額は確定しますか?
写真でご案内するのは買取金額の目安です。正式な買取金額は実物を確認したうえでご提示します。写真の段階で分かる範囲と、実物確認が必要な項目は事前にご説明します。


