インゴット・金貨・ジュエリーで買取単価が違うのはなぜ?
結論から申し上げます。同じ「金」でも買取単価が品目で違う理由は、①純度(金の含有率)、②形状による再販・精錬コストの差、③プレミア(希少性・製品価値)の有無——この3つに集約されます。逆に言えば、この3つを押さえれば「うちのはいくらくらいになりそうか」の当たりが自分で付けられるようになります。この記事では品目別の違いの仕組みを順に解説し、本日の単価を品目別に確認できる表も用意しました。計算の基本式は金の買取計算ページ、概算をすぐ知りたい方はLINE写真査定(最短5分)をご利用ください。
大前提——金の買取価格は「g単価×重量」
金の買取価格の基本は、その日のg単価×重量というシンプルな掛け算です。単価は国際相場と為替を反映して毎日変わります(仕組みは為替と金価格の関係で解説)。ここで大切なのは、掛け算の「単価」の部分が品目ごとに違う、という点です。同じ10gでも、純金インゴットの10gとK18ネックレスの10gでは適用される単価が異なります。この違いは店の胸三寸で決まっているのではなく、次に説明する3つの合理的な理由によるものです。
理由①純度——K24とK18では金の量が違う
最も大きな要因は純度です。インゴットの多くは純度99.99%(K24相当)ですが、ジュエリーに多いK18は金の含有率が75%——残りの25%は銀や銅などの割り金です。同じ1gでも含まれる金の量が違うのですから、g単価が変わるのは当然といえます。K14(約58.5%)、K10(約42%)と、純度が下がるほど単価も下がります。刻印(K18・750等)の読み方は刻印の読み方一覧をご覧ください。刻印がない場合も、測定機器で純度を確認して査定できます。
理由②形状——再販・精錬のコストが違う
次が形状の差です。インゴットは精錬会社の品位保証刻印が入った「そのまま流通できる形」のため、買い取った後の再販コストが最も小さく、単価は相場に最も近くなります。一方、ジュエリーは買い取った後に「ジュエリーとして再販する」か「溶かして精錬し地金に戻す」かのいずれかで、精錬に回す場合は溶解・分析の工程コストが発生します。ロウ付け部分に別の合金が使われていることも、地金としての評価に影響します。地金型金貨はこの中間で、品位が国際的に保証されているためインゴットに近い扱いです。つまり「流通させやすい形ほど単価が高い」——これが形状による差の正体です。
理由③プレミア——地金価値を上回る場合がある
ここまでは「単価が下がる」方向の話でしたが、逆もあります。発行数の少ない記念金貨・限定金貨は、地金価値に希少性のプレミアが上乗せされる場合があります。またジュエリーも、カルティエやティファニーなどのブランド品や、ダイヤモンド等の宝石付きであれば、製品としての価値が地金計算を上回ることが珍しくありません。この場合、「地金として溶かす前提」の店に持ち込むと上乗せ分を取りこぼします。品目が混在しているなら、地金・金貨・ジュエリーのすべてを評価軸として持つ店にまとめて出すのが安全です。金貨の種類別の詳細は金貨買取ページをご覧ください。
本日の品目別買取単価
実際の単価差は、当店の本日の単価でご確認ください(毎日更新・自動表示)。
| 品目 | 純度 | 本日の買取単価(1gあたり) |
|---|---|---|
| インゴット | 99.99% | ― 円 |
| K24(純金製品) | 99.9% | ― 円 |
| K18(ジュエリー等) | 75% | ― 円 |
※単価は相場に連動して毎日更新されます(本日時点)。表示されない場合は金・貴金属買取ページの価格表でご確認ください。ジュエリーはブランド・宝石の評価が加算される場合があります。
まとめ——形を変えず、まとめて査定に出すのが正解
単価の違いは「損している」のではなく、純度・コスト・プレミアという合理的な理由の反映です。だからこそ、売る前にジュエリーを溶かす・金貨を磨くなど、形を変える行為はおすすめしません。加工には別のコストがかかるうえ、製品としての上乗せ評価を自ら消してしまうおそれがあります。インゴット・金貨・ジュエリーが混在しているなら、現状のまま、まとめて査定に出してください。当店では1点ずつ品目・純度・重量・単価の内訳を明示してご提示します。まずはLINE写真査定で、お手元の品の概算をご確認ください。
よくある質問
同じ重さのK24とK18なら、どちらが高く売れますか?
K24(純金)です。K18は金の含有率が75%のため、g単価もおおむねその比率に応じて低くなります。ただしジュエリーの場合はブランドやデザイン、宝石の評価が上乗せされることがあり、単純な地金計算を上回るケースもあります。
記念金貨にはプレミアが付きますか?
金貨によります。メイプルリーフ金貨などの地金型金貨はほぼ地金価値ですが、発行数の少ない記念金貨・限定金貨は希少性が上乗せされる場合があります。個別の確認が必要ですので、写真をお送りいただければ査定でお答えします。
石が付いたジュエリーの石の分は価格に含まれますか?
当店では地金部分とは別に、ダイヤモンドなどの宝石も個別に評価して加算します。地金の重量だけで計算する店との差が出やすいポイントですので、石付きのジュエリーは宝石を評価できる店をお選びください。
ジュエリーをインゴットに換えてから売った方が得ですか?
おすすめしません。精錬・加工には別途コストがかかるうえ、ジュエリーのまま売ればブランドやデザインの評価が乗る可能性があります。形を変えず、現状のまま査定に出すのが合理的です。