ホワイトゴールドは売れる?変色と買取価格の仕組み
「ホワイトゴールドって金なの?銀なの?」——実はよくいただく質問です。答えは明確で、K18WGは金が75%入った正真正銘の18金。白い見た目はパラジウムなどの割り金とロジウムメッキによるものです。つまり金相場が高い今、ホワイトゴールドのジュエリーは見た目の印象よりずっと高く売れる可能性があります。
まず、お手元の「白い指輪・アクセサリー」の刻印を下の表と照らしてください。正体と買取可否がひと目で分かります。
白い金属の判別早見表(刻印別)
| 刻印 | 正体 | 地金買取 |
|---|---|---|
| K18WG / 750WG / 18KWG | ホワイトゴールド(金75%) | ○ 金として買取 |
| K14WG / 585 | ホワイトゴールド(金58.5%) | ○ 金として買取 |
| K10WG / 416 | ホワイトゴールド(金41.6%) | ○ 金として買取 |
| Pt900 / Pt850 | プラチナ | ○ プラチナとして買取 |
| 925 / SILVER | シルバー(ロジウムメッキで白く見える) | ○ 銀として買取 |
| 18KGP / WGP / GF | メッキ製品(地金価値はほぼなし) | △ 地金買取の対象外・要相談 |
| TITANIUM / ステンレス表記 | チタン・ステンレス | × 貴金属の地金買取対象外 |
※刻印が読めない・刻印がない場合も、X線分析と比重検査で素材を確定して査定できます。
黄ばんできたのは劣化ではなく「メッキの摩耗」
ホワイトゴールドの表面には、白さを際立たせるロジウムメッキが施されているのが一般的です。長年の着用でこのメッキが摩耗すると、下地の金合金がうっすら黄色みを帯びて見えます。これは故障でも品質劣化でもなく、想定された経年変化です。買取では地金の重量と純度(K18=75%)が評価の中心のため、黄ばみ・変色による減額はごくわずか。再メッキをかけてから売る必要はありません(費用倒れになります)。
プラチナとの見分け方と価格差
見た目が似ているプラチナとの区別は、刻印を見るのが確実です。「K18WG」「750」なら金、「Pt900」「Pt850」ならプラチナ。現在の相場では、同じ重量ならK18WGの方がPt900より高くなるのが一般的です(金相場がプラチナを上回っているため)。「プラチナだと思っていた指輪が実はWGで、想定より高く売れた」というケースは珍しくありません。刻印が読めない場合も測定機器で判別できますので、そのままお持ちください。
ダイヤ付きWGジュエリーは二本立てで評価
ホワイトゴールドは婚約指輪・ダイヤジュエリーの台座として最も使われてきた素材です。ダイヤ付きの場合、地金(K18WG)の価値に加えて石の品質を個別に評価しますので、「白い指輪=安い」という思い込みで手放し先を誤らないでください。地金だけで計算する店と石を評価できる店では、ダイヤが大きいほど査定額の差が開きます。当店では内訳(地金いくら+石いくら)を明示してご説明します。
紛らわしい刻印たち——WG・PG・YGの読み方
ホワイトゴールド関連の刻印には「K18WG」のほか、「750WG」「18KWG」などの表記があります。また同じ指輪でもアーム部分がWG・装飾部分がYG(イエロー)というコンビ素材も珍しくなく、その場合は当店で部位ごとの構成を確認して評価します。ピンクゴールド(K18PG)も仕組みは同じで、銅を多く配合した「色違いの18金」。つまりWG・PG・YGはすべて金75%の兄弟です。色の違いで価値に迷ったら、「Kの数字が同じなら地金価値は同じ」とだけ覚えておいてください。あとの細部は査定側の仕事です。
K18WGとK14WG・K10WGの違い——数字が下がると何が変わるか
ホワイトゴールドにも品位の階層があります。K18WG(750)は金75%、K14WG(585)は金58.5%、K10WG(416)は金41.6%——「WG」は色の呼び名にすぎず、価値を決めるのはKの数字、つまり金の含有率です。海外製のジュエリーでは「18K」「14K WHITE GOLD」「750」「585」と表記されることが多く、読み方は国内品と同じです。買取単価は含有率に比例して変わるため、同じ重量ならK18WGはK10WGより高く評価されます。ここで誤解が多いのが「K10WGは安物だから売れない」という思い込みです。K10でも金は4割以上含まれており、当日単価×重量で確実に評価できます。また、海外通販などで見かける「18KGP」「WGP」といった表記はメッキを意味し、地金価値はほぼありません。「K」の後の数字と、「GP/GF」の有無——この2点を刻印で確認するだけで、手元の白い指輪のおおよその位置づけが分かります。読めない場合は測定で判定しますので、そのままご相談ください。
「白い金属」はWGだけではない——シルバー・ステンレス・チタンとの整理
白く輝くジュエリー素材は、ホワイトゴールドとプラチナのほかにも複数あります。査定の現場で混同が多い順に挙げると、まずシルバー(SV925)にロジウムメッキを施した製品——見た目はWGとほぼ同じですが、刻印は「925」「SILVER」で、地金価値は銀としての評価になります。次にステンレスやチタンのアクセサリーで、これらは軽さや硬さに特徴があり、貴金属としての地金買取の対象外です。判別の第一歩は刻印(「K18WG」か「925」か「TITANIUM」か)、第二歩は重さの感覚——同じサイズなら金合金はずっしり重く、チタンは明らかに軽い——ですが、最終判定は機器測定に委ねるのが確実です。当店ではX線分析で素材を特定し、WGなら金として、シルバーなら銀として、それぞれ正当な単価で評価します。「白いから全部同じようなもの」とまとめて処分すると、中に混ざったK18WGを捨てることになりかねません。白い金属こそ、仕分けせずまとめて査定へ、が正解です。
ホワイトゴールドの細かい疑問——Q&A
WGの眼鏡フレームや時計も買取対象になりますか?
対象です。K18WG・K14WGの眼鏡フレームは地金として重量分を評価でき、レンズを外す必要はありません(レンズ等の重量は控除して計算します)。時計はケースやブレスがWG無垢であれば地金価値に加え、ブランド・モデルによっては時計としての評価が上回ることもあります。
金属アレルギーで着けられなくなった指輪です。売却に影響はありますか?
影響ありません。ホワイトゴールドの割り金にはニッケルやパラジウムが使われることがあり、体質に合わない方がいらっしゃいますが、これは品質の欠陥ではなく合金の個性です。査定は純度と重量で行いますので、通常どおり評価できます。
結婚指輪・婚約指輪を売るのは、査定の場で事情を聞かれますか?
当店から売却の理由をお尋ねすることはありません。ライフステージの変化に伴うご売却はごく一般的で、査定は他の品と同じく淡々と、品位と重量、石の評価でお答えします。ご希望であれば石だけ外してお手元に残す前提のご相談も可能です。
「プラチナ仕上げ」「Ptコーティング」と書かれた製品はホワイトゴールドですか?
名称だけでは判断できません。「仕上げ」「コーティング」は表面処理を指す言葉で、母材が何かは別問題です。母材がK18WGなら金として、SV925なら銀として評価し、真鍮やステンレスに白い金属を薄くかけただけの製品なら地金価値はほぼありません。販売時の箱や品質表示タグが残っていれば手がかりになりますが、確実なのは刻印の確認と機器測定です。紛らわしい名称の製品ほど自己判定で手放すのは危険ですので、「よく分からない白い品」として、そのまま査定にお出しください。
よくある質問
K18WGとK18(イエロー)では買取価格に差がありますか?
基本的にほぼ同じです。どちらも金75%のため地金価値は同一で、当店の単価表でもK18WGとして毎日公開しています。色による大きな差はありません。
黄ばんだホワイトゴールドは再メッキしてから売るべきですか?
いいえ、そのままお持ちください。再メッキ費用は査定額の上昇を上回るのが一般的で、費用倒れになります。黄ばみは想定内の経年として査定します。
ホワイトゴールドのネックレスが切れています。売れますか?
はい、地金価値で問題なく買取できます。切れたチェーン・片方だけのピアスなども、K18WGとして重量分をしっかり評価します。
刻印がWGかPtか読めません。どうすればいいですか?
無理に判別しなくて大丈夫です。X線蛍光分析で素材を確実に判定します。刻印部分を拡大した写真をLINEでお送りいただければ、事前にある程度の見当もお伝えできます。