銀歯・金パラは売れる?歯科金属の買取
歯の治療で外れた銀歯を、「ただの銀色の金属」と思って捨てていませんか。保険診療の銀歯の多くは「金銀パラジウム合金(通称・金パラ)」——金12%・パラジウム20%程度を含む、れっきとした貴金属です。小さな一片でも、貴金属相場の高い現在は売れる資産になります。
銀歯の正体——金とパラジウムの合金です
保険診療で使われる銀色の詰め物・かぶせ物の代表が金銀パラジウム合金で、規格上おおむね金12%・パラジウム20%・銀約50%・銅ほかで構成されています。パラジウムは自動車触媒にも使われる希少金属で、相場によっては金に迫る価格で取引されてきました。つまり銀歯は「銀」ではなく「金+パラジウム+銀」の複合資産。見た目の地味さと価値が一致しない、貴金属買取の盲点です。ほかに、自費診療の金歯(金歯買取はこちら)や白金加金(金+プラチナ系)のかぶせ物は、さらに高い評価になります。
歯が付いたまま・汚れたままで大丈夫です
「歯の一部が付いているし、汚いから」とためらう方が多いのですが、心配は無用です。買取店は歯科金属を精錬ルートで処理するため、歯や樹脂、セメントが付着したままの状態で査定・買取できます。ご自身で無理に分離しようとする必要はありませんし、消毒や洗浄も軽く水洗いする程度で十分です。保管は小さなチャック袋や薬瓶で構いません。「こんな小さな欠片を持ち込むのは恥ずかしい」——そんなことはまったくなく、歯科金属の持ち込みは貴金属買取では日常的なご相談です。
1個より数個——「貯めてから」より「あるだけまとめて」
銀歯1個の重量は1〜数グラムで、単体の金額は控えめです。ご家族の分も含めて数個まとまると、査定額もまとまってきます。ただし少量の金のコラムでも解説したとおり、「貯まるまで待つ」のは相場変動のリスクを抱えるだけなので、手元にある分をまとめて、他の貴金属と一緒に売るのが現実的です。金歯・銀歯・切れたネックレス・片方のピアス——「単体では小さいもの」こそ、まとめ売りで足し算する対象です。査定では合金の種類ごとに計量し、内訳を明示します。
注意点——「歯科金属お断り」の店もあります
歯科金属は精錬・分析のルートが必要なため、扱いのない買取店も存在します。持ち込む前に、ウェブサイトで金歯・歯科金属の取り扱い表記を確認するか、事前に問い合わせるのが確実です。当店は金歯・銀歯・ブリッジ・金パラを買取対象としており、X線分析で合金組成を確認した上で、当日の貴金属相場に基づいて査定します。なお、これから治療で外す予定がある方は、歯科医院で「外した金属は持ち帰れますか」と聞いてみてください——ご自身の資産ですので、持ち帰りに応じてもらえるのが一般的です。
パラジウムという「もうひとつの主役」
金パラの価値を語る上で欠かせないのがパラジウム相場です。パラジウムは自動車の排ガス触媒に不可欠な希少金属で、供給国の偏りから過去には金の価格を上回る高騰を見せたこともあります。つまり銀歯の価値は「金の分+パラジウムの分+銀の分」の合算で、それぞれの相場で日々変動します——同じ銀歯でも、査定のタイミングで金額が変わる理由がここにあります。当店ではX線分析で合金組成を確認し、当日の各金属相場に基づいて計算根拠ごとご説明します。「銀色だから安い」という思い込みがいちばんもったいない——それが歯科金属の世界です。
よくある質問
銀歯1個だけでも買取してもらえますか?
はい、1個からお受けします。金額は合金の種類と重量、当日の相場次第ですが、金パラなら小さな1個でも値が付きます。他の貴金属とのまとめ売りもおすすめです。
銀歯かただの銀色の金属か、自分では分かりません。
X線分析で組成を確認しますので、分からないままお持ちください。アルミや錫の仮着材など対象外のものが混ざっていても、仕分けして内訳をご説明します。
歯や詰め物のセメントが付いたままでも大丈夫ですか?
大丈夫です。付着物は精錬工程で処理されるため、無理に取り除く必要はありません。軽く水洗いして乾かし、小袋に入れてお持ちください。
入れ歯に金属の部分があります。これも売れますか?
部分入れ歯の金属フレーム(クラスプ)には貴金属合金やコバルトクロムなどがあり、素材次第で買取可能です。分析の上でお答えしますので、そのままご相談ください。