【休業のお知らせ】誠に勝手ながら 2026年7月10日(金)~7月14日(火) は休業とさせていただきます。期間中は宅配・来店・出張のご予約受付、およびお問い合わせへのご返信をお休みいたします。7月15日(水)より順次ご対応いたします。
エニティ銀座
エニティ銀座

金を売ったら税金はかかる?譲渡所得の基礎知識

監修:チーフ鑑定士 横山(鑑定歴11年) 更新 2026.07.06

「金を売ったら税金はどうなるのか」——結論から言うと、個人の売却益は原則「譲渡所得」となり、年間50万円の特別控除の範囲内なら課税されません。仕組みを知れば、必要以上に恐れることも、うっかり申告漏れすることもなくなります。基本の考え方を整理します(個別の税額は税理士・税務署にご確認ください)。

課税されるのは「売却額」ではなく「利益」です

最初に押さえるべき誤解がここです。税金の対象は売却額そのものではなく、売却額から取得費(買った値段)と売却費用を引いた「利益」です。例えば相場が上がって買値より高く売れた場合、その差額だけが譲渡益になります。そして給与所得者の場合、金地金などの譲渡益には年間50万円の特別控除があり、他の譲渡益と合わせて50万円以内なら課税所得は生じません。つまり「利益が50万円以下なら申告不要」が基本の目安です(他に譲渡がない場合)。買った時の計算書・領収書は取得費の証明になるため、必ず保管してください。

5年超の保有で税負担が半分になります

譲渡所得には保有期間による区分があります。取得から5年以内の売却は「短期譲渡所得」、5年超は「長期譲渡所得」となり、長期の場合は50万円控除後の利益をさらに半分にした額が課税対象になります。長く持っていた金ほど税制上有利——これは売却タイミングを考える上で重要な知識です。なお、取得時期が不明な場合(相続品や古い購入品)の扱いは複雑になるため、税理士への相談をおすすめします。相続で取得した金の売却は取得費の特例なども絡みます(相続した金の売却コラムもご覧ください)。

ジュエリーは「生活用動産」の扱いになることがあります

意外に知られていませんが、日常生活で使っていた貴金属ジュエリーは「生活用動産」として、1個あたりの売却額が30万円以下なら原則非課税とされています。つまり普段使いの指輪やネックレスを数万円〜十数万円で売却するケースでは、多くの場合税金の心配はいりません。一方、インゴットや金貨のような地金性の強い資産は投資資産として譲渡所得の対象になります。「ジュエリーか地金か」で扱いが変わる——この線引きの感覚だけでも持っておくと安心です。

支払調書とマイナンバー——「報告」であって「課税」ではありません

1回200万円超の金地金等の売却では、買取店が税務署に支払調書を提出し、その際マイナンバーの告知が必要になります。これは取引の報告制度であり、調書が出た=課税されるという意味ではありません。課税の有無はあくまで「利益が出たか」で決まります。逆に、調書が出ない200万円以下の取引でも、利益が控除を超えれば申告義務はあります——「調書がなければ分からない」という考えは危険です。売却の記録(日付・金額・店名)を残し、利益が大きく出た年は税務署の無料相談や税理士を活用してください。誠実に申告すれば、金の売却は何も怖くありません。

申告しないとどうなる?——「バレない」は通用しません

「支払調書が出ない金額なら申告しなくても分からないのでは」——そう考える方もいますが、おすすめしません。買取店には取引記録の保存義務があり、税務調査では調書の有無にかかわらず取引を把握される可能性があります。無申告が発覚すれば、本来の税額に加えて無申告加算税・延滞税が上乗せされ、正直に申告した場合より確実に損をします。逆に言えば、申告期限を過ぎてしまった場合でも、自主的な期限後申告なら加算税が軽減されます。「気づいた時点で正す」が最も傷の浅い選択です。売却の記録(明細・振込記録)を保管し、利益が出た年は面倒がらずに申告する——それだけで金の売却に不安要素はなくなります。

本日の買取単価で、
今の価値を確認しませんか

写真を送るだけ・最短5分・匿名OK。査定料・手数料はすべて0円です。

よくある質問

パート収入のない専業主婦(主夫)でも税金はかかりますか?

扶養内の方の場合も譲渡益が控除を超えれば申告対象になり得ますし、扶養判定への影響もあります。利益額が大きい場合は税務署または税理士にご確認ください。

買った値段が分からない金製品を売ると、税金はどうなりますか?

取得費が不明な場合、売却額の5%を取得費とみなす扱いが一般的で、課税上は不利になります。購入記録が見つかれば実額で計算できますので、まず書類を探すことをおすすめします。

店で税金の計算や源泉徴収はしてもらえますか?

いいえ、買取店は税金を差し引きません。査定額の全額をお支払いし、税務上の精算はお客様ご自身の確定申告で行っていただく仕組みです。当店では取引明細をお渡ししています。

複数回に分けて売れば税金はかからなくなりますか?

いいえ。課税は年間の利益合計で判定されるため、分割しても合算されます。支払調書を避ける目的の意図的な分割もおすすめしません。正しい記録と申告が最も安全です。

関連コラム・買取ページ