Ref.6536:過渡期が生んだ傑作
Ref.6536は、サブマリーナーの歴史における「第二世代」に位置づけられるモデルです。最大の特徴は、リューズガードを持たない37mm径のスマートなケースと、6mm径の「スモールクラウン(小リューズ)」の組み合わせ。同時代に製造されたRef.6538(ビッグクラウン・8mm径)と比較して、より洗練された実用的なデザインが特徴です。
搭載されるムーブメント「Cal.1030」は、ロレックス初の両方向巻き上げ式ローターを備えた歴史的キャリバー。また、初期の個体にはベゼルの12時位置に赤い三角形が配された「レッドトップ」が存在し、これらは現在市場で極めて高い評価を受けています。
文字盤は、ゴールドのサークルラインが入った「ギルトダイヤル(ミラーダイヤル)」が標準。経年変化によって黒文字盤がブラウンに変色した「トロピカルダイヤル」も6536の魅力の一つであり、個体ごとに異なる表情がコレクターの収集欲を掻き立てています。

















